最近、百貨店に行くと予期せぬ展示にめぐり会うことが多く、今回は
東急本店の美術画廊でやっていた
「東山魁夷・平山郁夫・加山又造 版画三人展」を見ることが出来ました。
作品を見るとすぐに誰の手によるものなのかがわかってしまうくらい、それぞれ作風に特徴があるお三方の三人展、。(一応、何となくコーナー分けされていましたが)
東山魁夷の作品を見ていると、葉祥明の作品を思い出してしまうのは私だけだろうか。記憶の中にあるイメージというか雰囲気が近いだけなのかもしれないけど。
東山魁夷だと月が描かれている作品がわりと好きなのだけど、改めて見るとファンタジックな作品が多いような印象を持ちました。
さて実は今回、加山又造の作品に興味があって会場に入った私。
展示されている版画作品を見て行くと石版画(リトグラフ)よりも銅版画(メゾチント、アクアチント)が多いなと。気になった作品は「雪」、「月」、「長城」など。他に「猫」や「テトラ」などの動物を描いた作品も良かったかな。
会場に、高くて買えそうにない「
加山又造全版画集」が置いてあって、中を見ることが出来たのが収穫でした。
ハガキサイズのフライヤーの裏側には、三人の略歴と平山郁夫の「金額寺」(リトグラフ)。黄金色と深い緑色のコントラストがいい。
●東山魁夷・平山郁夫・加山又造 版画三人展
会 期: 2015年9月17日(木)~9月23(水・祝)
会 場:
渋谷・東急本店 8階 美術画廊