2014/07/22

不思議な動き「キネティック・アート展」@損保ジャパン東郷青児美術館

「キネティック・アート展」チラシ

新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館にて開催中の、不思議な動き 「キネティック・アート展 -動く・光る・目の錯覚-」を見に行ってきました。

私が行ったときの会場内はすごく混んでいたわけではないけど、それなりにお客さんが入っていて親子連れも多かったです。

さて、キネティック・アート(kinetic art)というのはあまり耳慣れない言葉でしたが「動く芸術」という意味で、実際に動く作品と動いているように見える作品があります。

実際に動く作品はだいたいが電気モーターを使っていて、動いているように見える作品は目の錯覚を利用しているものがほとんど。

ボタンを押すと動く作品は参加型という面もあってか人気があり、その展示コーナーには特に人が多く、ボタン押しを待つ人もいたりしました。

その中で私がちょっと気になったのは、砂鉄が生物のようにじわじわと動く作品。
動きが一定ではないのでじっと見てしまうのです。
他にはモーターと電気で光る作品にも美しいものがありました。

見ている自分が位置を移動すると(目の錯覚で)動いて見える作品などは、作品の前をウロウロしてしたり、角度を変えて何度も見たりしてしまいますね。

会場の一角では、1962~64年に開催されたという「プログラム・アート」展の映像が流れていましたが、今回展示されている作品と同じものも映し出されていました。

実はこの「キネティック・アート展」は招待券をいただいたこともあって見に行ったのですが、思ったよりも興味深く楽しんで見ることが出来る展覧会でした。

収蔵品コーナーももちろん見ましたが、ゴッホの「ひまわり」は只今貸し出し中。
展示されていた中では東郷青児の「古城」という作品が “らしくなくて ” 印象に残りました。

秋には「東郷青児 《超現実派の散歩》 と収蔵品選」を見に、また行く予定。
どうやらその頃には美術館の名前が変わっているらしい。

美術館のチラシの片隅に、「超現実派の散歩」をイメージしたイラストとともに告知がされていたのでクローズアップ。

 「損保ジャパン東郷青児美術館」名称変更告知
「2014年9月1日より 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 に名称変更いたします」

●不思議な動き「キネティック・アート展」
 会 期: 2014年7月8日(火)~2014年8月24日(日)
 会 場: 損保ジャパン東郷青児美術館
 時 間: 10:00~18:00(入館は17:30まで) ※月曜休館
 料 金: 一般 1,000円
 展覧会案内:http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_kinetic.html